作:藤川桂介 画:ひおあきら 「宇宙戦艦ヤマト」(朝日ソノラマ/SUN WIDE COMICS SPECIAL/1993年刊)を読む。
西暦2199年。
地球は謎の星間国家ガミラスの攻撃を受け滅亡の危機に瀕していた。
遊星爆弾による放射能汚染は地表全土に広がり、地下都市に逃れた人類を刻々と蝕みつつあった。
地球防衛軍も敗退し希望の全てを失った時、14万8千光年の彼方、惑星イスカンダルの女王スターシャからのメッセージが届く。
イスカンダルには地球の滅亡を救う放射能除去装置コスモクリーナーDがあるという。
そして、さらにそのメッセージには人類の技術水準を遥かに上回る機関「波動エンジン」の設計図が託されていたのだった!
1974年から1975年にかけて朝日ソノラマのサンコミックスから全3巻で描き下ろしで発行されたコミカライズ作品。
アニメ版の脚本を担当した藤川桂介が構成を行い漫画原作を担当。★★★★★★・・・・(6/10)
その存在は小学生の時から存じていましたが、こうやって読むのは初めてです。
子どもの頃は「ヤマト」は松本零士の作品と信じていたので、作画を含め本作がまがい物の様に思えたのと、全3巻が小遣い的に辛かったのが原因でしょう。
本作はどうやら全1巻なので、今更ながら試しに読んでみました。
なかなか興味深い「ヤマト」でした。
原作がアニメ版の脚本家なので、もしかしたらコチラの方が当初の設定の「ヤマト」に近いのかもしれません。
何度もヤマトを助けに登場するキャプテン・ハーロック(古代守)や

イスカンダルに到着する前に息を引き取る沖田艦長

ガミラス星を道連れに自爆するイスカンダルとスターシャ
など、アニメ版とは一味違う「ヤマト」が楽しめる作品でした・・・地球に着く前に物語は終わっちゃうけど。

※気になった台詞
ヤマトがガミラス星を空爆し、ガミラス星人を皆殺しにしながら
森 「かわいそうだわ・・・だってあの中には女の人や子どもも・・・」
古代 「まちがった指導者を選んだ国家のたどる悲劇だ・・・」
つまりは死んで当然だって事?
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2014/05/23(金) 00:53:38|
- 朝日新聞出版[朝日ソノラマ]
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