石ノ森章太郎著「サイボーグ009別巻 a la “cult”」(秋田書店/秋田文庫/2004年第1刷)
人間と機械の狭間で宿命を負った平和の戦士たち!!文庫未収の2作品と、単行本未収録の2作品も収録。生誕40周年記念別巻!!
【収録作品】
「サイボーグ009(たのしい幼稚園版)」
「金色の目の少女」
「怪人同盟 〈変身〉」
「009ノ1 〈モンスターを殺せ!〉」
「00秘密指令 〈ワナをかける〉」
「サイボーグーちゃん」
「THE ENEMY」
「赤い砂漠」
「サオボーグ009対三億円犯人」
「小説 サイボーグ009 〈神々との闘い〉」
「ミュータントSHOTARO」
「解説 ―誕生の時代―」 脇山文男(石森プロ)★★★★★★・・・・(6/10)
2004年に発刊された 「a la “cult”」と題したサイボーグ009の別冊本です。
黒枠の表紙は子供の頃読んでいた少年サンデーコミックスを彷彿させ、往年のファンにはニヤリとさせます。
ですが、本作で直接009に関わる物語は3作のみで、その他は“サイボーグ”をキーワードとした著者のより抜き短編集のような作りです。
ただ、発刊当時はどこにも再収録されていない3編、特に著者が同人誌に書き下ろした小説はファンにはお宝的価値があったのではないでしょうか。

かく言う私もそれが目的で購入しました。
未完の上、続編も描かれていないお話しですが、漫画版「神々との闘い(その7)」を彷彿させる内容で
(・・・もし、これがどこかで連載されていたら、別の手によるあんな不細工なお話は書かれなかったのに・・・・)
とても興味深く読みました。
また本作を読んで気が付いたのは著者の初期作品を私が全然読んでなく、「怪人同盟」「009ノ1」などもタイトルは知っていますがちゃんと読むのは今回が初めてかもしれません。
加えて著者の作品は連載物の印象が強く、短編などは読んだ記憶がないですね。

そう言う意味では買ってよかった一冊です。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2016/12/25(日) 00:47:15|
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