原作:大沢在昌 作画:もんでんあきこ 「雪人 YUKITO」 第1〜2巻(小学館/ビッグコミックス/2012年刊)を読む。
新宿に突然現れた謎の青年、その目的は!?
「田代組を知らないか…?」。
10年前に潰れた暴力団のことを聞き回る謎めいた青年の雪人。
朴訥な秋田弁を話す田舎者の彼は、一体何を企んでいるのか。
雪人の登場が欲望の街・新宿に波乱を巻き起こす…!
『新宿鮫』シリーズのベストセラー作家・大沢在昌の傑作小説「北の狩人」を、実力派作家・もんでんあきこが完全漫画化!
超強力タッグが描く本格ハーボイルドが、新宿に新たなヒーローを誕生させた!! ★★★★★・・・・・
原作は「北の狩人」ですか・・・多分読んでいると思いますが記憶にありませんので、私にとっては跳び抜けて面白い大沢作品では無かったのでしょう。
したがって、それを漫画化した本作も特別な感想も無く・・・じゃあ、なんで読んだんだと聞かれれば、それは原作:大沢在昌の文字につられたからに違いないのですが。
そもそも小説の漫画化で小説よりも面白かった漫画は私の知る限り一握りの作品しかありません。
成功するとすれば
絵が小説の世界観を見事に表現しているとか、そんな事も感じさせないずば抜けて優れた画風であるとか、漫画的表現を駆使した新たの物語を構築しているとか
言ってみれば、漫画家がその原作をどこまで自分の作品にできるかにかかっていると思います。
これはオリジナル作品を作るよりも難しい作業です。
それなのに昨今、小説の漫画化が多いのは、一番自由な発想が出来たいたはずの漫画界もネタが尽きたと言う事なのでしょうか?
この作画の方の漫画は初めてです。
精細で美しい絵は私好みなのですが、大沢氏のこの世界観には合っていない気がします。
あくまで私個人の意見なのですが。

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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2013/08/27(火) 00:07:18|
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