原作:望月三起也 漫画:橋本還 「ワイルド7」全1巻(少年画報社/YKコミックス/2012年刊)を購入。
続発する凶悪犯罪を殲滅するため警視庁が「最凶の切り札」として極秘に推し進めたプロジェクト、それは悪人の処刑を許された超法規的警察組織、ワイルド7。招集されたのは、いずれも凶悪な前科を持つ7名。
ある死刑囚も飛葉大陸という新しい名前を与えられ、セカイ、オヤブン、パイロウ、ソックス、ヘピーB・B・Qの6人を従え、元警視庁参事官の草波勝の指令を受け任務を遂行する。
黒の革ジャンに赤いマフラー姿で巨大トレーラーのコンテナから7台の大型バイク発進、凶悪犯を追跡、処刑するが、任務完了と同時に撤収、その存在は謎につつまれていた。
東都新聞社の記者・藤堂正志は彼らの存在をいち早く察知、後輩の岩下こずえと取材を重ねるが、記事はボツの連続で、国家ぐるみで隠蔽されていると睨む。
正体不明のライダーに二度、ワイルド7の標的を狙撃され、飛葉たちが気をとられるなか、東京上空に殺人ウイルスと爆発物を搭載した飛行船が出現。
犯人側の要求は2億ドル。
バイオテロ実行までのカウントダウンがはじまる。バイクシーンが圧倒的な豪華キャストのアクション巨編を映画ノベライズ!★★★・・・・・・・(3/10)
2011年公開の同名映画のコミカライズです。
映画が面白く無かったので、こちらも面白く無いのは当たり前です。
それでも「ワイルド7」と書いてあると買ってしまうのはファンの哀しいサガです。
私が疑問に思うのは
こちらを描いている漫画家の方は、これが面白いと思って漫画を描いているのでしょうか?
望月先生の「ワイルド7」を読んだ事があるのでしょうか?
コミカライズするに際して、どのような点を注意・配慮して作り上げたのでしょうか?
漫画の映像化にしろ、映像の漫画化にしろ
描く人間が一旦、己の中にその物語を咀嚼・消化し、それを糧として自分自身の新たな物語を構築する
そう言う作業だと思います。
残念ながら、この漫画はその作業を行っているとは考え辛いです。
本家の映画に近づけたため映画より面白く無く、
漫画にする工夫を怠ったため原作の足元にも及ばない
描いた意味すら分からない漫画です。
普通の人は読まなくて良い作品だと思います。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2013/04/02(火) 00:54:33|
- 少年画報社[大都社]
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