佐藤秀峰著「特攻の島」第一巻(芳文社コミックス/2006年刊)を読む。
「俺は何のために生きているんだ?」
10代の少年たちが集まる海軍の訓練機関で日々を過ごしていた渡辺裕三には、そんな疑問があった。
その渡辺たちに、突如、ある特殊兵器への募集がかかる。
募集にあたっての説明は「生還を期さない兵器」というだけだった。
漠然とした不安を抱えながらも志願した渡辺たち100名は、瀬戸内海に浮かぶ、ある「島」へと送られる。
その「島」で少年たちが目にしたものは…!
著者はTVや映画にもなった人気漫画「ブラックジャックによろしく」や「海猿」などの作者。
綿密な取材に基づいた人間ドラマを描く著者が次に選んだ題材が“人間魚雷”。
昨年買った横山秀夫著の小説「出口のない海」が、同じ材題なのだが、いまだに未読である。
私自身、「人間魚雷」と言うものがあった事は認識しているが、それ以上の事は知らなかった。
本書はまだ物語の序章である。
簡単には語ることの出来ないこの題材を、漫画と言う表現の中で、作者がどう描いていくのかが楽しみだ。
ただ、この作家
絵が上手いのか下手なのかわからない。モノに対しては精密な描写をするが、人の顔を描くときはちょっとヘン。
FC2 Blog Ranking
- 関連記事
-
スポンサーサイト
テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2007/02/24(土) 00:32:08|
- 芳文社
-
-
| コメント:0