花輪和一著 「刑務所の中」(青林工藝舎/2000年刊)を購入。
北海道在住の漫画家・花輪和一はガンマニアが高じて、銃砲刀剣類不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年の実刑に。
本作は実体験に基づいた、意外に快適な(?)刑務所の日常で繰り広げられるエピソードの数々をディテールにこだわりコミカルに描き出す。
数年前に映画は観た。
私の大好きな山崎努が主演で、とても面白かったと記憶する。
原作である本書も読んでみたいとは思ってはいたのだが、1600円はなかなか手が出せなくて。
古本屋で見つけ、やっと購入。
ためになる・・・・と言っていいのだろうか。
獄中を題材とした映画や小説、漫画は数多くあるが、囚人達の生活をここまで細かくリアルに描いた本はないだろう。
日常生活で交わされるくだらない会話やちょっとした出来事は「これでいいのか?」と思わせるほどユルくてのほほんとしている。
特に食事の献立についての詳細な記載は「臭いメシ」どころか「一度食べてみたい」と思わせるものばかり。
(我が家のメニューよりいいんでないかい)
別に刑務所に入る予定はないが
「入っても何とかやってけそうだ・・・」と思わせる危ない一冊である。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/09/10(水) 00:55:36|
- 青林工藝舎
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