筒井哲也著 「マンホール」 第1巻~第3巻(スクウェア・エニックス/ヤングガンガンコミックス/2005年~2006年刊)を読む。
夕暮れの商店街で全裸の男が怪死を遂げた。
その体から検出される謎の寄生虫。
規格外の感染力で人々を恐怖に陥れる寄生虫は、何者かの仕業なのか・・・!?
その目的とは・・・!?
そして事件を追う二人の刑事が「謎の施設」で見たものとは・・・!?
恐怖と混乱が連鎖する究極のバイオ・ホラー。
著者の作品を読むのは初めて。
細かいタッチでとても絵が上手い作家だと思うが、主人公の女性の顔だけが描きこみが足りない気がする。
物語りも丹念に調べ上げた(?)説明とキッチリと計算された展開でキレイにまとまっている。
面白いのだが・・・・・
どこか物足りない。
絵もストーリーも優等生なのだが、ガツンと来るものがないのだ。
寄生虫や感染への恐怖、犯人の目的と動機、それを追う刑事の執念など、全てにおいて盛り上がりに欠け、淡々と事実だけが語られてるよう。
どこか一つでも感情移入出来る所があれば、もっと違う作品になっていたのに・・・と思うと残念である。
※ドラマにしたら面白そう。
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2008/08/14(木) 00:12:39|
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