大塚英志 樹生ナト「とでんか」第1巻(角川書店/怪コミックス/2009年刊)を読む。
民俗学を専攻していた若者が教職試験も就職もダメで教授に泣きついた所、紹介されたのが都の総務課の嘱託社員。
東京都交通局第二総務課都市伝説専門苦情受付窓口、通称「とでんか」。
そこには“都市伝説”として実在しないはずの口裂け女や人面犬やダルマ男が事件を持ち込んでくる。
大塚英志が都市伝説をテーマに描く、コミカルホラーファンタジー。
著者お得意の民俗学+都市伝説+笹山サーガのお話。
今回、笹山さんは警視庁捜査一課11係係長→12係係長→新宿区役所福祉課第一係長を経て一気に東京都知事に。
「ネットカフェ難民・ホームレス・不法入国者など都内に住居するすべての人々に住民票を取得させ都民として平等に住民サービスを受けさせること」を公約に掲げて当選したのはいいが、都内にいる“人ではないもの”についてもサービスの保証をしたため、交通局に設立されたとでんかに課長(都知事と兼任)として在籍しているのが笑える。
ストーリーも絵柄にも怖さやグロさはなく、あっさりと読める。
大塚英志をはじめて読む人は楽しめるだろうが、ファンとしては「また、あの話し?」と思う所もしばしばと。
う~ん、期待したほど面白くは無い・・・ってのが、正直な感想かな。
笹山さんの今後は気になるので読み続けるだろうが、次回は古本屋で。
※天井裏の木島平八郎はいったい何歳なんだろう?

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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2010/03/03(水) 00:21:15|
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