レンタルDVDで「20世紀少年」を観る。
1969年。
小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。
彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。
1997年。
大人となったケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコの赤ん坊カンナの面倒を見ていた。
その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。
やがてそれが少年時代の“よげんの書”にそっくりなことに気づくケンヂ。
20世紀の終わりが迫る中、ついにケンヂはかつての仲間たちと共に人類滅亡の阻止に立ち上がるのだったが・・・。
『YAWARA!』『MONSTER』の人気マンガ家・浦沢直樹の同名ベストセラー・コミックを、豪華キャストを配し、日本映画史上空前のスケールで映画化するサスペンス・アドベンチャー大作。
約半世紀にわたって展開する壮大なストーリーを、原作者自ら脚本化に関わり全3部作として映像化。
本作はその第1章。

原作を読んでいるだけに、色々と言いたいトコはあるのだが、全体的には良く出来た作品ではないだろうか?
まぁ、あの長い物語を140分程度に納めているのだから、勿論ムリは有る。
特にケンジと姉との関係、オッチョの過去などは、どうしても残して欲しかった部分だし、神さまとカンナが持つ不思議な能力についてもチラりとしか触れていない。
だが、そんな部分を含めても
なかなか面白かった。脚本に作者が関わっているせいもあるだろう、原作の持つテイストは十分生かされているし、出演者たちもハマリ役。
見終わった後は「はやく続きが観たい!」って気持ちにもさせるし、原作を知らない人は本作を観てから漫画を読むと面白さが倍増するのではないだろうか?(くやしいけど)
ただ
先日、TVで放映された「20世紀少年~もう一つの第1章~」を先に観てしまった。
本作のダイジェストと言うか・・・・
ほぼ中身は同じジャン!とすればアレか。
「3」が公開される頃には「1」をTV放映して「2」のダイジェスト版が出来るのか?
う~ん
それなら「2」のDVD化を待つより、そっちのほうを観た方がいいかもしれんな。
■「20世紀少年 –第1章- 終わりの始まり」 2008年/日本(142分)
監督:堤幸彦 脚本:福田靖/長崎尚志/浦沢直樹/渡辺雄介 原作:浦沢直樹 主題歌:T・レックス 出演:唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/石塚英彦/宇梶剛士/宮迫博之/生瀬勝久/小日向文世/佐々木蔵之助/佐野史郎/森山未来/津田寛治/片瀬那奈/平愛梨/竹内都子/石橋蓮司/中村嘉津雄/黒木瞳
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テーマ:漫画 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2009/02/09(月) 00:49:06|
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